2012年10月18日木曜日

南加県人会長が海外協会・県庁を訪問

 米国カリフォルニア州の南加愛媛県人会の大谷喜平会長が17日、来県し、愛媛県海外協会と県庁を訪問した。
 大谷さんは八幡浜市穴井出身で、4歳の時に一家でカリフォルニアに移住。カリフォルニア州立大学を卒業後、日系企業に勤務し、現在は不動産業を営んでいる。20113月、松岡八十次会長からバトンタッチして新会長に就任した。
 大谷さんと喜美子夫人は、18日に松山市のひめぎんホールで開催の経済セミナー出席のため来県。同時に、11年度から県人会の活動補助金を受けている県と、友好関係にある海外協会を訪れて謝意を表したいと希望していた。
 17日午前、激しい雨の中、松山空港に到着した大谷さん夫妻は県庁へ行き、海外協会の井上善一会長の案内で上甲啓二副知事と県議会の明比昭治副議長をそれぞれ表敬訪問した。
 大谷さんは、県人会の過去1年間の活動状況を記録した写真をタブレット型コンピューターで紹介。上甲副知事に「愛媛県からの県人会活動補助金は大変助かります」と感謝し、「若い人の交流を積極的に図りたい」と協力を要請。カリフォルニアワインや愛媛の真珠、タオル、ミカンジュースなど双方の特産品について意見交換した。明比副議長とも米国で人気上昇中の日本酒の話題などで盛り上がった。明比副議長は「愛媛と南加県人会の交流から、いろいろなビジネスチャンスが生まれてほしい。われわれも応援したい」と期待していた。
 大谷さん夫妻は引き続き、海外協会事務局を訪問し、井上会長や県国際交流センターの森本準所長らと懇談。愛媛から94人の慶祝訪問団が参加した2年前の南加県人会創立100周年記念式典の思い出や県人会の近況などに話が弾んだ。

【写真】県庁に上甲啓二副知事を訪問し、南加県人会の活動状況を説明する大谷喜平会長夫妻(中央)