2014年4月17日木曜日

海外協会 「海外報」275号を発行

 愛媛県海外協会は417日、機関誌「海外報」の第275号=写真=を会員らに発送しました。
 今回の号(8ページ)は、海外協会の主要事業である4地区会の開催とその講話要旨、県職員による在外愛媛県人会訪問記(前編)、県高校国際教育生徒研究発表会の入賞作品、曾祖父母の母県愛媛で9カ月間の研修生活を過ごしたブラジルとアルゼンチンからの県海外技術研修員3人の帰国前インタビューなど長尺物をたくさん掲載しました。
 在外の皆さんに送っている愛媛の写真(手製絵はがき)は、国際親善と世界平和を願って愛媛で誕生した桜「陽光」の満開風景を同封しました。

2014年4月12日土曜日

南加から四国霊場巡拝団23人

 米国カリフォルニア州の高野山米国別院による「ロサンゼルス高野山四国遍路巡拝団」が41日に来日、南加愛媛県人会の会員など23人が15日までの日程で春の四国霊場を遍路している。
 一行は高野山米国別院名誉主監の宮田諦詮(たいせん)大僧正(82)=大洲市出身=が先達を務め、2884歳(平均年齢約70歳)の老若男女。「愛媛県人」も7人おり、約7割が四国遍路は初めて。揃いの遍路姿で高野山(和歌山県)を参拝した後、1番札所霊山寺(徳島県)から四国88カ所を貸切バスで巡拝。9日から12日にかけて愛媛県の札所を訪れた。

 大洲市の寺に生まれた宮田さんは1959年、27歳で高野山米国別院の開教師として渡米。四国遍路は渡米前の1回を含めて今回が12回目。経験豊富な団長として、お経の頭を唱える経頭、札所や地域文化の説明をするガイド、通訳など何役もこなしながら引率している。しかし、年齢や後継者が育ってきたことから「今回が最後の四国遍路」と言う。
 南加県人会の会計担当、河野澄子さん(67)=八幡浜市出身=は2回目の四国遍路。姉の道上まり子さん、弥永鶴江さんと姉妹3人で参加し、「満開の桜も見られて良かった」。
 南加県人会の大谷喜平会長の妹、林富美子さん(59)=八幡浜市出身=も5年ぶり2回目で、今回は夫と一緒に参加した。「昨年、3回忌法要を済ませた父の供養も兼ねて来ました。愛媛は先祖の土地だけに親しみを感じる。四国遍路は言葉では言い表せないほど素晴らしい」と満足。静かに手を合わせ、一心に祈っていた。
 
【写真】㊤四国霊場で参拝するロサンゼルス高野山四国遍路巡拝団の一行=46番札所浄瑠璃寺㊦巡拝団の愛媛県出身者と家族=47番札所八坂寺