2012年10月7日日曜日

在伯県人会長 60周年式典招へいで来県

 来年、創立60周年を迎える在伯愛媛県人会の井上茂則会長(70)=八幡浜市出身=が来県し、105日、愛媛県や愛媛県海外協会などを訪れ、60周年記念式典への参加を要請した。
 在伯県人会は現在、会員約400人。最近の周年記念事業では200311月、加戸守行知事(当時)や白石省三海外協会長(同)ら63人が創立50周年記念式典に参加。0811月の愛媛県人ブラジル移住100周年・創立55周年記念式典にも、母県から高浜壮一郎副知事(同)を団長とする35人の慶祝団が訪問した。
 創立60周年記念式典は来年1110日、サンパウロ市の在伯北海道協会会館で開かれる。
 井上会長は人栄夫人(67)を伴い、海外協会の井上善一会長の案内で中村時広知事らを表敬訪問した。松山市長時代にも周年記念式典で訪伯、現地にいとこが住んでいることなどもあってブラジルに関心が強い中村知事は、井上県人会長からの記念式典訪問要請に「前向きに考えたい」と返答。井上県人会長の故郷・八幡浜の魚や愛媛のカンキツなどを話題に歓談した。
 井上県人会長は県議会の岡田志朗議長と明比昭治副議長、県市長会会長の高須賀功東温市長とも面談。松山市長や県市議会議長会会長の松山市議会議長、県町村会や県町村議長会なども訪ね、ブラジル訪問を要請した。
 井上県人会長は「来年の記念式典には、海外協会会員の皆さんにも数多く来ていただきたい。大歓迎します」と訪問団への参加を呼び掛けている。

 【写真】中村時広知事に在伯県人会創立60周年記念式典への訪問を要請する井上茂則会長(右から2人目)