2013年10月8日火曜日

海外協会 「海外報」273号を発行

   愛媛県海外協会は108日、機関誌「海外報」の第273号=写真=を会員らに発送しました。
 今回の号は、海外協会設立30周年記念事業の一環として11月、ブラジル・サンパウロで開催される在伯愛媛県人会創立60周年記念式典に派遣する慶祝訪問団の話題を中心に編集しました。
 また、ブラジル訪問に合わせて訪れる隣国パラグアイの在芭愛媛県人会の新会長就任や、南加愛媛県人会関連のロサンゼルスでの2世週祭、「天神丸100周年」を記念した北加愛媛県人らの天神丸漂着地・ポイントアリーナ訪問、在伯愛媛県人会関連のサンパウロでの日本祭りの話題を取り上げました。
 県内の行事や出来事も数件紹介しましたが、高校生対象の全国国際教育研究大会の生徒研究発表会の部で伊予農高が最優秀賞を受賞したのはうれしい話題です。
   在外の皆さんに送っている愛媛の写真(手製絵はがき)は、東温市の赤ソバ畑を同封しました。

2013年10月2日水曜日

薬師寺さん母娘がブラジルから一時帰郷

 ブラジル・サンパウロ州に移住している薬師寺フジ子さん(88)が次女・堀江弥須子さん(61)と愛媛に一時帰郷し、930日、「夫が生前、お世話になりました。引き続き、子どもたちとも交流をよろしくお願いします」と愛媛県海外協会事務局を訪問してくれた。
 フジ子さんは宇和島市三間町出身。同市吉田町出身の薬師寺茂雄さんと結婚し、19555月、夫婦と12女の一家5人で渡伯した。
   薬師寺さん夫婦はサンパウロ州アチバイア市で長男一家と同居し、養蜂と花の栽培、プロポリスの生産に従事してきた。今年513日、茂雄さんは突然、体調不良を訴え、病院に運ばれたが、翌14日、心不全で死去した。93歳だった。
 茂雄さんの死後、気落ちしたフジ子さんを心配した子どもたちが「日本のきょうだいらと会って話せば、元気が出るのではないか」と一時帰郷を計画。アチバイア市に住む弥須子さんが付き添って帰国した。
 フジ子さんは宇和島市や高知県のきょうだい方などを訪問し、1011日に離日予定。「1110日にサンパウロ市で開かれる在伯愛媛県人会創立60周年記念式典には出席するつもり。式典で会いましょう」と笑顔で語ってくれた。

【写真】海外協会事務局を訪れた薬師寺フジ子さん(左)と堀江弥須子さん母娘