2013年8月2日金曜日

ブラジルで日本祭り 愛媛県人会も出店

 海外最大の日本文化祭として知られるブラジルの「日本祭り」(ブラジル日本都道府県人会連合会主催)が71921日、サンパウロ市で開催された。現地報道によると、主催者発表で約18万人が来場。人気の「郷土食コーナー」には在伯愛媛県人会(西村定栄会長)を含む53の県人会・団体が出店し、今年も大盛況だった。
 日本祭りは1998年の日本人ブラジル移住90周年を記念して始まり、16回目。今年は「地球に優しい技術と進歩」をテーマに掲げ、日本の技術、食、文化をアピールした。




 愛媛県人会の郷土食コーナー出店は2年ぶり。青年部が主体となり、婦人部が手助けする形で運営し、愛媛名産のタルトをはじめ、焼き飯、ギョーザ、清酒などを約40人態勢で調理・販売した。
 タルトは2011年度の愛媛県海外技術研修員をして来県し、松山市の愛媛調理製菓専門学校で菓子作りを学んだ木村カリン輝美さんが指南役となって製作し、100本以上を完売した。
 12年度の県海外技術研修員で、松山市の三津整形外科で理学療法の研修を受けた山本ラファエル正さんは「愛媛県では素晴らしい経験をさせていただいたので、日本祭りでは県人会活動に積極的に参加し、楽しかった」と大喜び。「引き続き11月の県人会創立60周年記念事業の成功に向け、みんなで頑張りたい」と意気込んでいる。

【写真】(上から)①大盛況の郷土食コーナー②大忙しの愛媛県人会ブース③ギョーザなど販売メニューを手際よく準備するスタップ④2年ぶりに出店し、愛媛名産タルトなどを調理・販売した愛媛県人会のメンバー(いずれも山本ラファエル正さん提供)