AINECSは、愛媛大学と外国の大学などの学術交流を図り、外国人留学生を支援し、地域と外国との友好を促進するため1982年に設立。同大学職員や愛媛県海外協会など地元有志が加入してさまざまな事業を行っている。
パーティーは4月以降の新入留学生(11カ国65人)と9月までの卒業・修了予定者(12カ国53人)の歓送迎会として企画。大学会館で留学生と学内外の関係者ら計約130人が出席し、立食パーティー形式で行われた。
ベトナムとネパールの留学生が司会を担当。柳澤会長が「愛媛大の留学生は3年前に300人を超え、こちらからも長期短期の留学が増え、愛媛大のグローバル化が進展している。日ごろの留学生支援に感謝している。今日は留学生たちと楽しく歓談してください」と開会あいさつ。乾杯の後、新入生と卒業・修了予定者30人余りが整列し、一人ひとりがあいさつ。卒業・修了者らは「指導教員に親切にしてもらい、愛媛大の一員として大変お世話になった」「愛媛大での経験を忘れず、帰国後も頑張ります」とお礼を述べた。留学生による出身国の歌やダンスのアトラクションもあり、国際色豊かな、和やかな時間が流れた。
愛媛大によると、外国人留学生は5月1日現在、319人。後期の9月には340人を超す見込み。以前は法文学部と農学部が多かったが、最近は工学部で増加が著しいという。
【写真】整列して自己紹介する愛媛大学の外国人留学生