2010年3月4日木曜日

南加県人会、晴れやかに新年会

 南カリフォルニア県人会の新年会のもようを元県人会長で顧問の小笠原晋也さん(今治市出身)が届けてくれました。8月1日の記念式典へ向け、皆さんの張り切りようが伝わってきます。


記念式典を前に晴れやか新年会 (写真はティム・ヤマモト氏提供)


 南加愛媛県人会の2010年新年会は、2月21日に日系社会の中心地・トーランス市にある「ミヤコ・ハイブリッドホテル」で挙行いたしました。
  司会者は、100周年記念のリハーサルおよび会組織の未来への継承を考慮して、今回初めて英語を母国語とする世代が担当することとなり、オータニ・キヘイ氏とキクチ・ナンシー氏がこれを務めました。両氏とも前評判以上の才能を発揮し、日英両語堪能で「新タレント誕生!」と皆さんから絶賛されました。来賓として、南加県人会協議会より福岡健二会長、南加日系商工会議所より岡本雅夫筆頭副会頭(松山出身)をお招きしました。
 出席者は53人に及び、日系スーパー最大手マルカイの社長・松秀二郎氏(吉田町出身)も急きょ出席されました。
 会の進行は、先亡者への黙祷に続き今年も続投の松岡八十次会長(今治市出身)によって、加戸守行県知事、および井上善一海外協会会長の祝辞が披露されると、一同の顔に笑みが溢れました。
 後半は、県庁国際交流課より頂いたDVDによる"愛媛の紹介”、宮田諦詮大僧正による「四国88カ所巡礼ツアー」、キクチ・ナンシーさんによる「ふるさとツアー」の報告がありました。また「秋川雅史ロサンゼルス公演」の報告については日系引退者ホーム総代の藤枝ウエードさん(西条出身)、そして、私(秋川さんのお父さんと今治西高で同窓)と家内とで行い、13曲が入った秋川さんのCDを全員に配布しました。
 余興では、婦人部によるコーラス、そして100周年に向けて特訓中の舞踊『伊予節』が披露されました。この舞踊は坂東三津拡師匠(八幡浜出身)の振り付けによるもので、同師匠は県人会の発展はもちろん40数年もの間米国で日本舞踊の普及に尽力されております。
 締めくくりは、100周年記念行事への基金募集を兼ねた"ドアプライズ"とみなさんが持ち寄った恒例の"ギフト交換"が花を添え、余韻を残しながらも、雄弁な菊池安雄顧問の謝辞で閉会の運びとなりました。(文中の顔写真は筆者)