2009年11月15日日曜日

ようこそお帰り 赤い大地の国から


 



南米に移住した愛媛出身者の家族らに「ふるさとの体験」を味わってもらおうと、愛媛県国際交流協会が展開している「えひめ海外移住者交流促進事業」の今年度の対象国はブラジル。11月15日には5人の在伯県人会関係者が、出迎えの歓迎に包まれて松山空港に降り立ちました。
 メンバーは、薬師寺淳一さん・恵美さん夫妻(アチバイア市在住)、関谷忠機さん・オーガさん夫妻(サントス市在住)、梅田エツコさん(サンジョゼドスカンポス市在住)の5人。薬師寺さん夫妻を除く3人は初めての日本訪問となりました。
 夜の空港ロビーには、親戚家族や、県、県国際交流協会、愛媛県海外協会のメンバーら十数人が「いまや遅し」と待ち受けました。手には、手作りの「赤い大地の国から ようこそ! おかえり」の横断幕。5人が姿を現すと、拍手や歓声が起こり、そこここで握手や抱擁のあいさつが繰り広げられました。
 訪問団の一行は、16日には関係先へのあいさつ訪問や松山市内観光を行うほか、海外協会主催の歓迎会に臨みます。17日には「しまな海道」観光と「タオル美術館」の見学、18日にも内子町、宇和島観光に繰り出します。そして22日まで愛媛に滞在し、お参りするなど親族とゆっくり過ごします。
 海外協会では、ブラジル県人会の皆さんには、若者を中心とした研修生をⅠ0年以上にわたって受け入れてもらっています。研修生OBたちは一行の到来を手ぐすねをひいて待ち構えていました。「今度は私たちがホストの番」。内子や宇和島観光では研修生OBたちが趣向をこらした受け入れ手配をしてくれているようです。写真=後列右から関谷さん夫妻、梅田さん、薬師寺さん夫妻。