愛媛県海外協会の平成26年度地区会が2月5日、今治地区を皮切りに始まった。翌6日には西条地区会を開催。2月17日までの日程で八幡浜地区、宇和島地区の計4地区で開く。
今治地区会は今治市旭町2丁目の今治国際ホテルで開催し、12人が出席。西条地区会は新居浜市前田町のリーガロイヤルホテル新居浜で13人が出席して開かれた。両会場ともプロデューサーの金子明さん(56)=松山市出身=が「映画『陽光桜』は世界を目指す」の演題で講話し、愛媛から世界に発信する感動秘話の映画化について話した。
映画は高橋玄監督の作品で、四半世紀以上に及ぶ苦難の末、平和のシンボルとしてサクラの新品種「陽光」を誕生させた東温市の故高岡正明さんをモデルにしたもの。3月下旬から砥部町や東温市、西条市など県内で撮影を開始、戦後70年の今夏に全国公開し、国際映画祭にも出品する予定。
金子さんは、陽光と命名されているサクラや、映画の内容と配役、プロデューサーという職業やボランティア活動に取り組んでいる自分自身について説明。「まだ十分には知られていない陽光桜と高岡さんの遺志を全国へ知らせたい。映画は大人も子どもも分かりやすい作品。サポーター制度を採用しており、愛媛の皆さんと一緒に作りたい」と抱負を語った。
八幡浜地区会は10日、宇和島地区会は17日、アルゼンチンの日系社会と観光をテーマに開く。