2014年6月21日土曜日

海外協会が総会 新会長に中山紘治郎氏

 愛媛県海外協会は618日、松山市南堀端町の東京第一ホテル松山で平成26年度通常総会を開き、会員150人(委任状を含む)が出席した。井上善一氏(元瀬戸町長)が5年間務めた会長を退任し、新会長に副会長の中山紘治郎氏(愛媛銀行会長)を選出した。

 井上会長が「きょう618日は奇しくも『海外移住の日』。海外協会は昨年度、設立30周年の節目を迎えた。昨年11月にはブラジルとパラグアイの愛媛県人会へ官民合同の訪問団を派遣し『地球の反対側のもう一つの日本』を見せていただき、訪問団全員が感激した。先般、30年間の足跡を記した記念誌も発刊した。今後も在外県人との交流は海外協会の事業の柱となる。議案審議をよろしくお願いします」と開会あいさつ。中村時広知事(神野一仁県経済労働部長代理)と明比昭治県議会議長の来賓祝辞、来賓紹介と祝電披露があった。
議案審議では25年度の事業と収支決算報告、26年度の事業計画と収支予算案を可決承認。2年の任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に中山紘治郎、新副会長に河田正道(南海放送社長)、永井一平(伊予銀行専務)、和田一弥(親和技術コンサルタント会長)、新理事に檜垣爲雄(檜垣造船相談役)、渡邉勝(あい飛鳥代表)、新監事に松森國彦(元愛媛大学教員)の各氏(肩書は総会当日現在)を選んだ。
新任役員を代表して中山新会長があいさつ。「経済や文化の国際交流はもちろんだが、日本人としての誇りや考え方、日本の歴史もしっかり発信したい。会員の皆様と新体制で一生懸命やりたいので、よろしくお願いします」と述べた。
続いて独立行政法人国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局中南米課長の吉田憲氏が「素顔のブラジル~社会・経済・観光のいま」と題して講演、サッカーW杯の試合開催地である12都市を中心にブラジルの魅力などについて解説した。
懇親会もあり、参加者らはサッカーW杯や南米観光などを話題に和やかに交流した。
 
【写真】㊤平成26年度の事業計画などを決めた県海外協会通常総会㊥就任あいさつをする中山紘治郎新会長。左隣は井上善一前会長㊦JICAの吉田憲氏がブラジルの社会や観光などについて解説した講演会