南カリフォルニア愛媛県人会の筆頭副会長、菊池ナンシーさん=写真=が、日系市民協会(JACL)ロサンゼルス・ダウンタウン支部と南加日系婦人会が日系社会に顕著な貢献をした女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の2012年度受賞者5人に選ばれた。5月20日に表彰式がある。
菊池さんは父親が伊方町出身。高校時代からボランティア活動に熱心で、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を卒業後、日本の現在のJETプログラム(外国語青年招致事業)で来日し、神奈川県で4年間、英語を教えた。ロサンゼルスに帰った後、ペパーダイン大学大学院でMBA(経営管理学修士)の学位を取得し、日系企業に勤めてキャリアを積んだ。
1989年には南加JET同窓会の設立に参画。世界最大のJET同窓会に成長させ、同会で幾つも要職を務めた。2000年には小東京サービスセンターのビジネスカウンセラーとして従事。07年には日米文化会館のビルディングマネジャーに転職し、さまざまな成果を上げた。
現在はロサンゼルス市の地域開発局に勤務の傍ら、南加県人会など数多くの団体で役員を務め、奉仕活動に取り組んでいる。
JACLロサンゼルス・ダウンタウン支部と南加日系婦人会のウーマン・オブ・ザ・イヤーは1963年から、日系社会の向上と発展に献身的に尽くした女性に授与されている。