2013年6月22日土曜日

海外協会が通常総会 慶祝訪伯団派遣へ

 愛媛県海外協会(井上善一会長)は621日、松山市南堀端町の東京第一ホテル松山で平成25年度通常総会を開いた。会員170人(委任状を含む)が出席し、11月の在伯愛媛県人会創立60周年記念式典への慶祝訪問団派遣、海外協会設立30周年記念誌の発刊など25年度の事業計画や予算などを決めた。

 井上会長が「海外協会は本年度、設立30周年を迎える。県内の国際交流の先駆け的組織として発足し、在外愛媛県人会との交流は活動の大きな柱。特に創立60周年を迎えるブラジルの県人会とは発足当初から交流が深い。海外協会は在外県人会の心の拠り所でもあるので、期待に応えられるよう、過去の実績を踏まえながら活動の継続に向けて決意を新たにしたい」とあいさつ。中村時広知事(大森文男県国際交流課長代理)の来賓祝辞、来賓紹介と祝電披露があった。
 議案審議で24年度の事業と収支決算報告、25年度の事業計画と収支予算案を可決承認。一部役員改選を行い、逸見雅一伊予鉄道総務部次長(625日付で取締役就任予定)、本宮勇愛媛県議会議員の2人を新理事に選任。訪伯団の旅を担当する旅行会社が日程概要などを説明した。
   続いて独立行政法人日本貿易振興機構海外調査部主査の吉田憲氏が「素顔のブラジル~経済社会と日系移民」と題して講演、ブラジルの経済や社会の現状や日系企業の動向、日本人移民の歴史と意義、課題などについて解説した。
   懇親会もあり、参加者らは11月のブラジル訪問などを話題に和やかに交流した。

【写真】㊤平成25年度の事業計画などを決めた県海外協会通常総会㊦ブラジルの経済社会や日系移民について講演する吉田憲氏