愛媛県の2013年度海外技術研修員3人が6月26日、ブラジルとアルゼンチンから来県した。8月まで松山市の県国際交流センターで日本語や日本での生活など基礎研修を行い、9月から来年3月まで松山市内の研修協力機関でそれぞれ専門分野の実務研修に取り組む。
南米の愛媛県人会会員の子弟を対象に受け入れており、本年度は小竹ファビオ直樹さん(26)=ブラジル=が学校法人河原学園でウェブデザイン、三浦イゴールひろしさん(28)=ブラジル=が三浦工業で機械生産、新門バレンティン堅さん(23)=アルゼンチン=が愛媛FCでマーケティングを学ぶ。
3人は、祖母や曾祖父母が西条市や伊予市、松山市の出身で、初めての来日。異口同音に「まずは日本語をしっかり勉強したい」と意欲満々。研修以外にも母県への関心は強く、小竹さんは愛媛各地への訪問を希望。野球とソフトボールが趣味の三浦さんは「愛媛の野球を見たい。高校野球や夏の甲子園も楽しみ」。サッカー好きの新門さんは「曾祖父母の故郷・松山の歴史や文化にも興味がある。人々ともいろいろ交流したい」と愛媛での生活を楽しみにしている。
【写真】県海外技術研修員の左から小竹さん、三浦さん、新門さん