高校生に広く国際知識を普及し、海外事情に対する認識を深めさせ、国際教育の振興を図るため、県高校国際教育研究協議会(会長・岩村正雄伊予農高校長)などが主催。いずれも昨年より多い、研究発表の部(グループ)に6校、意見発表の部(個人)に9校から留学生を含む11人が出場した。
出場者は体育館で審査員や伊予農高1年生ら約300人を前に、世界における日本の役割、関心がある外国、資源・環境問題と日本の立場、国際教育に関する部活動の問題点や改善方法などのテーマで、研究発表が10分以内、意見発表が6分以内の制限時間で発表した。地元や身の周りの題材から世界を考えようとする視点や、修学旅行などの外国訪問体験を基にしたものなど多彩で、発表の方法も工夫を凝らし、態度も堂々としていた。
成績は、研究発表の最優秀賞(県知事賞)が伊予農高、優秀賞(国際協力機構四国支部長賞)が新居浜東高。意見発表の最優秀賞(県教育長賞)が伊予農高3年の佐々木海青さん、優秀賞(県高校国際教育研究協議会長賞)が松山東高1年の土井佳帆子さんと西条高2年の小川ひかりさん。今治北高2年のレイチェル・ホッブスさん(オーストラリア)と西条高2年のルーグフォルンチャイ・パリマさん(タイ)に留学生対象の特別賞(県海外協会長賞)の賞状と盾が贈られた。
研究発表と意見発表の最優秀受賞者は来年1月14日に高松市で開かれる四国大会に出場する。
【写真】研究・意見を発表し、表彰された生徒ら