2014年11月5日水曜日

県協力隊を育てる会が25周年行事

 愛媛県青年海外協力隊を育てる会(関啓三会長)の創立25周年記念行事が113日、松山市南堀端町の東京第一ホテル松山で開かれた。宮城県名取市で支援活動に取り組んでいる医師桑山紀彦さんによる映像と音楽のシンクロコンサート「地球のステージ」と、県内で活躍する協力隊OB・OGによる記念シンポジウム=写真=があり、愛媛県海外協会など会員や一般市民約130人が参加した。
 青年海外協力隊は1965年に政府事業としてスタート。愛媛県出身者は現在、41人が活動中で、累計で563人が75カ国に派遣された。「育てる会」は協力隊に参加しやすい社会環境を整備し、派遣中の支援や情報提供、帰国後の再就職などを支援しており、愛媛は199010月、全国18番目の地方組織として発足した。

 「地球のステージ」は、桑山さんが世界の紛争や災害、貧困の地で出会った人々の輝きと明るく生きる姿を、オリジナルの音楽と歌、大画面の映像、語りを交えたコンサート。東日本大震災を風化させまいと奮闘している人々の姿も伝え、参加者に大きな感動を与えた。
 記念シンポには協力隊事業初期の隊員から最近帰国したばかりの隊員までOB・OG6人が登場。協力隊の魅力や経験をどのように地域に生かしてきたかなどについてパネルディスカッションした。
 記念パーティーも開かれ、25年の歩みを紹介したDVD上映や永年会員への感謝状贈呈などがあった。