2012年12月20日木曜日

JICAボランティアが出発前に県庁訪問

 国際協力機構(JICA)から青年海外協力隊とシニア海外ボランティアで派遣される県出身者4人が1219日、出発を前に県庁を表敬訪問した。
 派遣先と職種は、青年海外協力隊の田村優奈さん(29)=松山市=が体育でマレーシア、三谷由貴さん(26)=今治市=が公衆衛生でザンビア、佐伯拓也さん(23)=西条市=が理数科教師でタンザニア。派遣期間は来年1月から2年間。シニア海外ボランティアの川口眞治さん(64)=松山市=が観光業でアルゼンチンへ赴き、期間は1年間。
 4人は愛媛県海外協会の会員でもある県青年海外協力隊を育てる会の役員らと県庁を訪問。上甲啓二副知事から「えひめ海外協力大使」の委嘱状を渡され、「健康に気を付け、情熱で派遣国の発展に努めてください」と激励を受けた。
 4人は現地での抱負などを述べ、上甲副知事と懇談。旅行会社に約40年間勤めた経験を生かし、シニア海外ボランティア参加がグアテマラに続いて2度目の川口さんは、今度はアンデス山脈の南部、ユネスコ世界遺産「ウマワカ渓谷」のあるアルゼンチン・フフイ州で活動。エコツーリズムの開発に取り組む予定でおり、「野生生物を中心にしたエコツーリズムを広めたい。愛媛県が作成したパンフレット『愛媛のエコツーリズム百選』も参考にしたい」と、地球の反対側での任務を楽しみにしている。

【写真】出発前に県庁を表敬訪問し、上甲啓二副知事に抱負を語るJICAボランティア