派遣先と職種は、青年海外協力隊の田村優奈さん(29)=松山市=が体育でマレーシア、三谷由貴さん(26)=今治市=が公衆衛生でザンビア、佐伯拓也さん(23)=西条市=が理数科教師でタンザニア。派遣期間は来年1月から2年間。シニア海外ボランティアの川口眞治さん(64)=松山市=が観光業でアルゼンチンへ赴き、期間は1年間。
4人は現地での抱負などを述べ、上甲副知事と懇談。旅行会社に約40年間勤めた経験を生かし、シニア海外ボランティア参加がグアテマラに続いて2度目の川口さんは、今度はアンデス山脈の南部、ユネスコ世界遺産「ウマワカ渓谷」のあるアルゼンチン・フフイ州で活動。エコツーリズムの開発に取り組む予定でおり、「野生生物を中心にしたエコツーリズムを広めたい。愛媛県が作成したパンフレット『愛媛のエコツーリズム百選』も参考にしたい」と、地球の反対側での任務を楽しみにしている。
【写真】出発前に県庁を表敬訪問し、上甲啓二副知事に抱負を語るJICAボランティア