2014年5月29日木曜日

海外協会 30周年記念誌を発刊

 愛媛県海外協会が設立30周年記念事業の一環として企画し、編集作業を進めていた30周年記念誌=写真=が完成した。事務局は528日、会員や県内の図書館など公的施設・機関に贈呈するため発送した。

 「海を越えて ふるさとの絆」のタイトルを冠した記念誌はA4判、並製本、横組み、左開き、136ページで、500部作製。在伯愛媛県人会創立60周年記念式典に合わせて昨年11月、30周年記念事業として実施したブラジル・パラグアイ訪問の写真を巻頭にカラーグラビアで特集。序で井上善一会長の発刊あいさつ、県知事と県議会議長、ブラジルとアルゼンチン、パラグアイ、ペルー、南カリフォルニアの5愛媛県人会会長の祝辞を掲載。
 続いて、故井関昌孝初代会長(井関農機社長)が「世界に向かって心の窓を開こう」と呼び掛け、全国でも数少ない民間主導型の海外協会として誕生した1983年の設立発起人会・設立総会から2013年度末まで「30年の軌跡」を編年体で回顧。経済交流、文化交流、在外県人会交流という活動の3本柱を写真資料や文字資料を交えながら紹介。歴代会長や役員、関係者が海外協会の活動に寄せてきた熱い思いを機関誌「海外報」などをひも解きながら振り返っている。
 さらに、海外協会の活動に熱心な役員や会員の寄稿と、海外協会と在伯県人会による日伯交換研修生派遣事業で訪伯・来県した研修生たちの便りも掲載している。
 記念誌の発刊に際し、井上会長は「在外県人会の心の拠り所として海外協会に課せられた役割を果たすためにも、30周年を機に一層、会員と関係者にご指導、ご協力をお願いしたい」としている。
 記念誌は若干の在庫があり、11500円(送料別)で販売している。問い合わせ先は事務局=電話089(989)7144