2013年7月24日水曜日

青年海外協力隊が活動成果を帰国報告

 愛媛県青年海外協力隊を育てる会(関啓三会長)によるJICA(国際協力機構)ボランティアの帰国報告会が723日、松山市のホテルであった。育てる会が通常総会に合わせて開催している恒例のトークショーで、青年海外協力隊として東南アジアと中米、アフリカで2年間活動した男女4人が苦労や喜び、成果などを語った。

 トークショーは宇都宮民アナウンサーの司会で進行。帰国隊員らは派遣先の写真や珍しい民族楽器、民族衣装なども紹介しながら「730日の青春」体験や活動内容を説明した。
   ガーナで助産師として妊産婦の検診や助言に奮闘した徳田勇三子さん=内子町出身=は「何事も現地の人から聞き、学ぶ姿勢で取り組むと、やがて相手も自分を受け入れてくれた」と振り返り、笑顔で「忍耐力を得ました」。
 ラオスで理数科教師として活動した松山市立東中学校教諭の三原慶彦さんは、経済的には貧しくても心豊かに生きているラオス人と接して「何でも受け入れられる受容力が養われた」と自己分析。「ラオスの人々のように常に笑顔を忘れず、生徒たちに世界を語れる教師になりたい」と希望を語った。

【写真】派遣国の民族衣装などを紹介しながら活動報告する青年海外協力隊の帰国隊員ら