愛媛県海外協会後援の平成24年度県高校国際教育生徒研究発表会が12月12日、伊予市の伊予農業高校で開かれた。
高校生に国際知識を普及し、海外事情への認識を深めさせ、国際教育の振興を図るため、県高校国際教育研究協議会(会長・菊地敏和伊予農高校長)などが主催。研究発表の部(グループ)に8校、意見発表の部(個人)に9校から留学生を含む9人が出場した。
生徒らは審査員や伊予農高の1年生らを前に、世界における日本の役割や関心を持っている外国、資源・環境問題と日本の立場、国際教育に関する部活動の問題点や改善方法などのテーマで、研究発表が10分以内、意見発表が6分以内の制限時間で発表した。いずれも身近な物から世界を知り、世界の動きから身の回りの出来事を考える視点があり、発表態度も堂々としており、甲乙付け難いものだった。
成績は、研究発表の最優秀賞(県知事賞)が伊予農高、優秀賞(国際協力機構四国支部長賞)が新居浜東高と松山中央高。意見発表の最優秀賞(県教育長賞)が新居浜東高2年の高橋賢さん、優秀賞(県高校国際教育研究協議会長賞)が松山中央高2年の若藤澪さん。今治北高2年のエイミー・ウィリングさん(オーストラリア出身)と西条高2年のナンナ・アンドリアセンさん(デンマーク出身)に留学生対象の特別賞(県海外協会長賞)の賞状と盾が贈られた。
研究発表と意見発表の最優秀受賞者は来年1月16日に高知県で開催の四国大会に出場する。
【写真】研究・意見を発表し、表彰された生徒たち