2014年1月24日金曜日

南米訪問団 交歓会で交流の決意新た

 ブラジルとパラグアイの感動を語り合おう―昨年11月、ブラジルとパラグアイを訪ね、両国の愛媛県人会と交流した訪問団メンバーが122日夜、松山市南堀端町の東京第一ホテル松山に集合し、「写真交換会」と銘打った「思い出交歓会」を開いた。地球の反対側のもう一つの日本と愛媛に思いを馳せながら、両県人会とのさらなる交流に向けて決意を新たにした。
 訪問団は中村時広知事を団長に官民合わせて35人で編成。ブラジルでは在伯愛媛県人会(西村定栄会長)の創立60周年記念式典に出席し、県人経営の企業や農場を視察した。愛媛県から初めての公式訪問団となった隣国パラグアイでは、イグアス移住地で在芭愛媛県人会(篠藤真喜男会長)の会員らと交流。リオデジャネイロで現地在住の県人と懇談したほか、世界自然遺産のイグアスの滝やサッカーワールド杯の決勝戦会場となるリオのマラカナンスタジアムなどを視察した。
 訪問直後から、団員の間に「素晴らしかった旅の思い出を振り返る機会を設けよう」との希望が多く、愛媛県海外協会が事務局になって交歓会を企画した。



 交歓会には団員28人と旅行会社添乗員、海外協会事務局員の計30人が出席。副団長で呼び掛け人代表の竹田祥一県議会議長と、副団長の井上善一海外協会会長が2カ月ぶりに見る懐かしい顔を前に、感動の旅を振り返りながら開会あいさつ。県市長会会長の菅良二今治市長が「これからも皆で力を合わせ、海外の県人の期待に応えよう」と発声、乾杯した。
 出席者らは南米訪問の写真を贈り合ったり、タブレット型PCで見せたり、和気あいあい。全員がマイクをリレーしながら感想などを述べた。
   サンパウロ空港で横断幕で出迎えてくれた在伯県人会の歓迎ぶり。ブラジルとパラグアイで脈々と受け継がれている日本の伝統文化と精神文化。女性たちの手作りの日本料理でもてなしを受けたイグアス移住地での大歓迎。同移住地の「愛媛の森」に記念植樹したラパチョの楽しみな生長。イグアスの滝に代表されるブラジルの雄大な自然。思い出は尽きず、何人もが「私たちは今回の旅が縁で知り合い、仲間になれた。これからもブラジルとパラグアイの県人会と交流し、絆を深めよう」と要望。今年中に再会することを約束して散会した。

【写真】30人が出席した南米訪問団の交歓会㊦写真を見ながらブラジルとパラグアイの思い出を振り返る交歓会出席者

2014年1月16日木曜日

海外協会 「海外報」274号を発行

   愛媛県海外協会は116日、機関誌「海外報」の第274号=写真=を会員らに発送しました。
 今回の号は、海外協会設立30周年記念事業の一環として昨年11月、ブラジル・サンパウロで開かれた在伯愛媛県人会創立60周年記念式典に官民合同の慶祝訪問団が出席した話題と、ブラジル訪問に合わせて愛媛県から初めて隣国パラグアイの愛媛県人会も公式訪問した話題を特集しました。写真を多数掲載し、ページ数も10ページに増やしました。
 在外の皆さんに送っている愛媛の写真(手製絵はがき)は、日本の正月風景として西条市の神社で毎年奉納されている獅子舞を同封しました。

2013年12月13日金曜日

高校生が国際理解へ研究・意見発表

   愛媛県海外協会共催の平成25年度県高校国際教育生徒研究発表会が1211日、伊予市の伊予農業高校で開かれた。
   高校生に国際知識を普及し、海外事情への認識を深めさせ、国際教育の振興を図るため、県高校国際教育研究協議会(会長・岩村正雄伊予農高校長)などが主催。研究発表の部(グループ)に5校、意見発表の部(個人)に6校から留学生を含む7人が出場した。
 生徒らは体育館で審査員や伊予農高1年生ら約300人を前に、世界における日本の役割、関心の強い外国、資源・環境問題と日本の立場、国際教育に関する部活動の問題点や改善方法などのテーマで、研究発表が10分以内、意見発表が6分以内の制限時間で発表した。

 成績は、研究発表の最優秀賞(県知事賞)が伊予農高、優秀賞(国際協力機構四国支部長賞)が松山中央高。意見発表の最優秀賞(県教育長賞)が西条高2年の山内皓貴さん、優秀賞(県高校国際教育研究協議会長賞)が北条高1年の白石南名聖さん。伊予農高1年のアレグラ・アンブロシオウッドさん(アメリカ出身)に留学生対象の特別賞(県海外協会長賞)の賞状と盾が贈られた。
 研究発表と意見発表の最優秀受賞者は来年114日に徳島県で開催の四国大会に出場する。

【写真】研究・意見を発表し、表彰された生徒たち
 

パラグアイ訪問 カメラスケッチ

   在伯愛媛県人会創立60周年記念式典でブラジルを訪ねた慶祝訪問団は1112日、隣国のパラグアイを訪問し、在芭愛媛県人会(篠藤真喜男会長、72家族)と交流した。
 愛媛県から公式訪問団が在芭県人会を訪れるのは半世紀を超す愛媛からのパラグアイ移住の歴史で初めてとあって、訪問団は大歓迎を受けた。
 パラグアイ訪問には、別公務のためブラジルから途中帰国した中村時広知事ら8人を除く公的訪問団15人と民間訪問団12人の合計27人が参加した。ブラジル国境に最も近く、日系・日本人約220家族、約750人が暮らすイグアス移住地(アルトパラナ県イグアス市)に、ピラポ移住地とラパス移住地、首都アスンシオンなど全国から在芭県人会員約40人が集合。地元イグアス婦人部による手料理やパラグアイダンス、和太鼓の演奏などを楽しみながら、時間がたつのを忘れて懇談した。
 交流会以外にも、前県人会長・窪前勇さん(67)=西予市野村町出身=の農場をはじめ、農協のサイロと製粉工場、日本語学校、診療所などイグアス移住地の施設を見学。母県との一層の交流を願って「愛媛の森」に訪問団全員がラパチョを記念植樹した。
 パラグアイ訪問はわずか1日の日帰りだったが、双方とも大感激。在芭県人会と母県・愛媛との交流の歴史に忘れることのできない、貴重な1ページを記した。


イグアス農協が経営する製粉工場を見学する訪問団。イグアスの主産業は大豆、小麦など穀物を中心とする農業で、この製粉工場で年間約2万トンの小麦粉を生産している



農協事務所の壁面に掲示された、イグアス移住地への入植が始まった当時の様子を紹介する写真パネル。さまざまな営農・生活上の試練を試行錯誤しながら解決してきた



イグアス日本人会が運営する日本語学校。幼稚園と小学部、中学部、高等部がある



在芭県人会と母県・愛媛の絆の深化を願い、「愛媛の森」にパラグアイを代表するラパチョの苗木を植樹した後、記念撮影する訪問団



そろいのエプロン姿で迎えてくれたイグアス婦人部の女性たち。交流会会場には巻きずしや赤飯、刺身、饅頭などさまざまな和食をはじめ、食べ切れないほどの手料理が並び、訪問団を感激させた



酒瓶を頭に乗せ、軽快にパラグアイダンスを踊るイグアス移住地の少女たち。訪問団から大きな拍手が送られ、交流会を盛り上げた



パラグアイダンスを披露し、愛くるしい笑顔を見せるイグアス移住地の子どもたち



訪問団と在芭県人会の交流会会場。舞台では歓迎アトラクションが繰り広げられた。出席者は初対面とは思えないほどに話が弾み、「ふるさと愛媛」の話題が尽きなかった



交流会で熱演するイグアス移住地の和太鼓メンバー。時に激しく、時に優しく演奏した。地球の反対側で「日本の伝統文化」を継承している



「また来てくださいね」。交流会の後、手を振って名残を惜しんでくれた在芭県人会の人たち。「ふるさとは私たちのことを忘れていなかった」と初めての訪問を心から喜んでくれた