2013年11月6日水曜日

米国 宮田師が英文四国遍路本を出版

 米国カリフォルニア州ロサンゼルス市にある高野山米国別院の主監、宮田諦詮(たいせん)師(81)がこのほど、英文の「四国88カ所遍路ガイドブック」=写真=を改訂出版した。
 第5版となる改訂版は縦23センチ、横16センチで160ページ。各札所の本尊と真言、住所、宗教的意味などを英語で記載。多くの外国人遍路の伴侶として愛用されており、現地で原価の25ドルで頒布している。
 宮田師は大洲市八多喜町出身で19593月、開教師として26歳で渡米。84年に現地で四国遍路ガイドブックを出版したほか、日系人らの巡拝団を引率するなどしてこれまでに11回の四国遍路を結願している。来春には最後の遍路を計画、伊方町出身者や日系23世の信徒と共に訪日する予定でいる。
 高野山米国別院は1912(大正元)年、愛媛県人1世らが発起人の大半となって発足。弘法大師の真言宗の教えを南カリフォルニアで伝えており、昨年、開創100周年を迎えた。

2013年11月1日金曜日

在伯県人会60周年 慶祝団が7日出発

   愛媛県海外協会が設立30周年記念事業の一環として、ブラジル・サンパウロで開かれる在伯愛媛県人会(西村定栄会長)創立60周年記念式典に派遣する慶祝訪問団が117日、日本を出発する。訪問団は公的訪問団23人と民間訪問団12人の総勢35人。
 訪問団は県内の行政・議会関係者らで構成する「公的訪問団」と、海外協会会員や一般有志による「民間訪問団」で合同編成。団長を中村時広知事、副団長を竹田祥一県議会議長と井上善一海外協会会長が務め、日程は同16日までの10日間(一部団員は途中帰国)。
 訪問団は在伯県人会が主催するサンパウロでの祝賀行事に参列。県人が運営・経営する企業や農場を視察し、県関係者の多年にわたる労苦をねぎらい、交流を深める。
 さらに隣国パラグアイを訪問し、在芭愛媛県人会(篠藤真喜男会長)とも交流。世界自然遺産のイグアスの滝や、サッカーW杯とオリンピックを控えたリオデジャネイロを訪ねる。
 愛媛県から公式訪問団が在伯県人会を訪れるのは5年ぶり。在芭県人会は初めてとあって、両国の県人会とも期待は大きい。
 海外協会事務局は早くから県国際交流課と連携、両県人会と連絡・調整を図りながら訪問団の派遣準備をしてきた。井上会長は「海外協会はこれまで、在外県人会の周年事業に積極的に参加してきた。愛媛を母県とする同胞のふるさとへの思いは世代を超えて脈々と受け継がれており、毎回、大きな感動を得てきた。今回も同胞県人の活躍を見聞し〝心の絆〟をはぐくみ、実り多い訪問にしたい」と期待している。

2013年10月8日火曜日

海外協会 「海外報」273号を発行

   愛媛県海外協会は108日、機関誌「海外報」の第273号=写真=を会員らに発送しました。
 今回の号は、海外協会設立30周年記念事業の一環として11月、ブラジル・サンパウロで開催される在伯愛媛県人会創立60周年記念式典に派遣する慶祝訪問団の話題を中心に編集しました。
 また、ブラジル訪問に合わせて訪れる隣国パラグアイの在芭愛媛県人会の新会長就任や、南加愛媛県人会関連のロサンゼルスでの2世週祭、「天神丸100周年」を記念した北加愛媛県人らの天神丸漂着地・ポイントアリーナ訪問、在伯愛媛県人会関連のサンパウロでの日本祭りの話題を取り上げました。
 県内の行事や出来事も数件紹介しましたが、高校生対象の全国国際教育研究大会の生徒研究発表会の部で伊予農高が最優秀賞を受賞したのはうれしい話題です。
   在外の皆さんに送っている愛媛の写真(手製絵はがき)は、東温市の赤ソバ畑を同封しました。

2013年10月2日水曜日

薬師寺さん母娘がブラジルから一時帰郷

 ブラジル・サンパウロ州に移住している薬師寺フジ子さん(88)が次女・堀江弥須子さん(61)と愛媛に一時帰郷し、930日、「夫が生前、お世話になりました。引き続き、子どもたちとも交流をよろしくお願いします」と愛媛県海外協会事務局を訪問してくれた。
 フジ子さんは宇和島市三間町出身。同市吉田町出身の薬師寺茂雄さんと結婚し、19555月、夫婦と12女の一家5人で渡伯した。
   薬師寺さん夫婦はサンパウロ州アチバイア市で長男一家と同居し、養蜂と花の栽培、プロポリスの生産に従事してきた。今年513日、茂雄さんは突然、体調不良を訴え、病院に運ばれたが、翌14日、心不全で死去した。93歳だった。
 茂雄さんの死後、気落ちしたフジ子さんを心配した子どもたちが「日本のきょうだいらと会って話せば、元気が出るのではないか」と一時帰郷を計画。アチバイア市に住む弥須子さんが付き添って帰国した。
 フジ子さんは宇和島市や高知県のきょうだい方などを訪問し、1011日に離日予定。「1110日にサンパウロ市で開かれる在伯愛媛県人会創立60周年記念式典には出席するつもり。式典で会いましょう」と笑顔で語ってくれた。

【写真】海外協会事務局を訪れた薬師寺フジ子さん(左)と堀江弥須子さん母娘